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使い方次第でエアコンが長持ち?寿命と買い替えのサイン

 

エアーコンディショナー

エアコンの寿命は何年かご存知でしょうか?突然エアコンが壊れたとき、修理するか、買い替えるか迷いますよね。この記事では、エアコンの寿命と買い替えを判断するときのポイントをご紹介します。壊れてしまった時はぜひ参考にしてみてください。


 

目次

1. エアコンの寿命

2. 修理費は安くない

3. 長持ちさせる使い方

 3-1. 定期的な運転

 3-2. 室外機や配管も大切

4. 買い替えのサイン

 4-1. 冷暖房の効きが悪い

 4-2. エアコンの風が臭い

 4-3. 室外機からの異音

 4-4. 室内機から水が垂れる

 4-5. リモコンでの操作が全くできない

 4-6. エアコンをつけるとブレーカが落ちる

5. まとめ

 

1. エアコンの寿命


実はメーカーでは、エアコンの正式な寿命というものは公表していません。

総務省統計局によると、2人以上の世帯でのエアコンの平均寿命は13.5年です。この世帯では、70.2%が故障が原因で買い替えているようです。また単身の世帯では平均寿命が13.6年、66.3%が故障による買い替えとなっています。





ただ、どのメーカーもエアコンに使用できる部品の保有期間が決まっています。(例えば、パナソニック・三菱は10年、シャープは9年)。この修理用部品の最低保有期間が終了すると修理対応ができなくなるため、故障した場合は買い替えが必要となります。



リモコンの交換などは2,000円から5,000円など安く済みます。一方で本体の修理に関しては修理部位によって金額は異なりますが、100,000円以上と高額な修理費となる可能性があります。

購入から10年以上のエアコンは、新型のエアコンに比べ故障の発生率が2倍以上と言われています。


エアコンを新しものに交換すれば頻繁に修理代がかかる心配がなく、手間とお金の問題を解消できます。

以上のことを踏まえると買い替えの目安は、標準使用期間に定められている購入から10年目を目安にすると良いですね。



 

3. 長持ちさせる使い方


エアコンを10年まで長持ちさせるにはどうしたら良いのでしょうか?ここからは長持ちさせる使い方をご紹介します。


3-1. 定期的な運転


家電は使いすぎて壊れやすくなるものですが、逆に全く使わない期間が長くても故障につながることがあります。


夏と冬以外はほとんどエアコンを使わないという家庭は多いかと思いますが、そのような場合は1カ月に1度は「慣らし運転」をする事をオススメします。


エアコンを使わなくても内部にホコリがたまりますので、定期的に掃除するようにすることも長持ちの秘訣です。


3-2. 室外機や配管も大切


意外と忘れがちなのが、室外機や配管!!!エアコンの稼働効率をアップさせるためには、室外機の環境がとても大切です!室外機を掃除していない、室外機の周囲の風通しが悪いと過負荷がかかり、故障してしまう可能性もあります。



上の写真のケースは室外機の後ろ側にほこりがビッシリ詰まっていた事例です。

ここまで詰まると、室外機で上手く放熱する事が出来無い為、真夏に止まってしまう事も有りますので、年に一度は確認して下さい。付着しているのは綿ほこりやペットの毛などですので、掃除機などで簡単に取る事が出来ます。但し、室外機の後を見るときは接続している配管パイプに力が掛からないように注意して行ってください。




ベランダなどに設置している場合、室外機の熱がコモってうまく放熱できないケースもあります。これは、ベランダや庭がブロック塀で囲まれている為、室外機で放熱した風が壁にあたって戻ってくるからです。その様な場合は室外機の場所を変えたり、放熱の風向きを変える風向板を取付けるしか方法がありませんので、リフォーム会社にご相談下さい。



上の写真では紫外線で配管の被覆が剥がれていますね。配管カバーがなく紫外線で配管が劣化していると熱効率が悪くなり、冷暖房の利きが悪くなったり室外機の故障の原因につながります。

写真のようになってる場合には早急に修繕、配管カーバーを使った施工をおすすめします。



 

4. 買い替えのサイン


寿命を理解してエアコンの買い替えは計画的にすることです!大雑把な言い方をしてしまえば、使用期間が10年を経過したエアコンはいつ壊れてもおかしくない状態です。


もちろん10年以上何の問題もなく使い続けているケースもありますが、10年は目安として覚えておくと良いです。ただあくまでも10年というのは目安であり、それよりも早く寿命に近づいてきている状態になることもあります。


では具体的にどのような予兆が現れ始めたら、エアコンを買い換えたほうが良いのでしょうか?



4-1. 冷暖房の効きが悪い


エアコンの寿命が近づくと起きる不具合で最も多いのは、「冷房・暖房の効きが悪くなる」もしくは「全く効かない」というものです。


この場合、エアコン洗浄をして改善されれば良いですが、一向に改善されない場合は寿命が近い可能性が高いと思ってよいでしょう。掃除してもダメな場合は、冷媒ガスの容量が低下している、つまりガス切れやガス漏れ状態の可能性が高いということです。


修理すれば多少改善するかもしれませんが、高額な費用が必要となります。

しかも「一度修理すればまた何十年も使えるか?」といえばそうでもありません。

修理してからすぐに故障する可能性が高く、修理費が無駄にかかってしまうケースが考えられます。



臭いが気になる

4-2. エアコンの風が臭い


エアコンの臭いの元となるカビの発生はこまめにフィルター掃除などををしておくとある程度防げます。


しかし、フィルター奥のファンや熱交換器周りにカビが発生している場合には専門業者によるクリーニングをする必要があります。


エアコンの掃除・カビ抑制方法については、以下の記事でご覧になれます。




4-3. 室外機からの異音


室外機から普段聞かないような異音がする場合は故障の可能性が高いです。

特に室外機は、室内機よりも故障しやすくできています。「ガラガラガラ」といった妙な音がし始めると、故障が近づいているサインと思ったほうがよいでしょう。

室外機はエアコンを稼働させるのに一番負荷がかかる部分ですから、メーカーも室外機の寿命が近づくと買い替えを勧めるケースが殆どです。



4-4. 室内機から水が垂れる


冷房時に室内機から水が漏れる場合は、まずドレンホースから水が出ているかどうか確認しましょう。水が出ていない場合は、ドレンホース上に障害物が置かれていないかどうか確認します。それでも解決しない場合は、ドレンホースの中(排水経路)の詰まり、折れ曲がりなどの可能性があるので、修理が必要となります。エアコンのドレン水が排水されている場合は、室内機のエアフィルターの汚れによって、内部の結露水が吹き出し口から漏れている場合があります。その場合は、フィルターの手入れが必要です。



4-5. リモコンでの操作が全くできない


電源が入らない、風向や温度の調節ができない、冷暖房の切り替えができないなど、エアコンの操作ができない場合には、エアコン本体に不具合が起きている場合と、リモコンに不具合が起きている場合があるので、以下を確認しましょう。


 ①エアコン本体の「運転」ボタンがオン/オフできるかどうか確認する。

 ②エアコンが運転していない状態で、電源プラグをコンセントから抜いて、再度差す。

 ③エアコン専用ブレーカーが落ちていないか確認する。

 ④部屋の照明の信号が干渉している場合もあるので、照明をオフにして確認する。

 ⑤リモコンの電池を交換する。

 ⑥リモコンの故障(赤外線が出なくなった)の場合もある。



4-6. エアコンをつけるとブレーカーが落ちる


エアコンにかぎらず家電を長く使い続けていると、内部でいつの間にかショートや漏電を起こしている事があります。エアコンを使っていて漏電ブレーカーが落ちてしまった場合は、危険なので早めに業者に点検を依頼しましょう。



 

5. まとめ


今回はエアコンを長持ちさせる方法と買い替えのサインについてご紹介しました。エアコンの使用頻度が高まる夏や冬に備えて、早めにご自身のエアコンを確認し、備えたいものですね。


弊社ではエアコンの新規取り付けや取り替えを承っております。大手エアコンメーカーの最新機種も取り揃えておりますので、興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。

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