日常生活で毎日使うお風呂。心地よいバスタイムは毎日の疲れを癒してくれ、翌日の活力を生み出してくれるものですよね。最近ではジェット機能や浴室テレビ・サウンドシステムなど、お風呂の機能も日々進化しています。そろそろお風呂が古くなってきた、汚れがなかなか落ちなくなってきたとお考えの方は、リフォームを検討されているのではないでしょうか?
今回はより便利で清掃性が高いなどの機能的な浴室リフォームを検討している方に、気になる浴室リフォームのことをお伝えします!浴室リフォームの費用などに関して、イメージが膨らまない方が多いと思います。これからご説明しますので、ご安心ください。
それぞれの価格帯でどのような浴室のリフォームが実現可能なのか、また、リフォームの際のポイントについてもご紹介します。
目次
1. 浴室のタイプ
1-1. ユニットバス
1-2. 在来浴室
2. 浴室リフォームの相場
2-1. 在来浴室 → ユニットバス の場合
2-2. ユニットバス → ユニットバス の場合
2-3. 暖房の設置やバリアフリー化など機能向上
3. 浴室の素材
3-1. FRP
3-2. 人造大理石
3-3. ホーロー
3-4. タイル
4. まとめ
1. 浴室のタイプ
浴室には「ユニットバス」と「在来浴室」と言われる2つの種類があります。名前だけ聞いたことあるけど詳しくは分からないという方も多いのではないでしょうか。まずはここで「ユニットバス」と「在来浴室」のお風呂の違いとメリット・デメリットについておさらいします。
1-1. ユニットバス
LIXILやTOTOなどのテレビCMでよくご覧になる壁・床・天井と一体になっている様式のお風呂です。徹底的に使いやすさにこだわり防水性や断熱性に優れ、換気機能も付いており、カビが生えにくく、清掃性にも優れています。冬に床が冷たくないものもあります。
《メリット》
天井、壁、床が一体化している為、漏水の可能性が低い
浴室スペースにユニットバスを組み立てる為、2重構造になり断熱性が高い
お掃除がしやすい
カビが生えづらい
工期が短い(2~4日間)
《デメリット》
サイズが決まっている為、設置スペースを最大限に活かせないこともある
設備によっては、リフォーム後に取り付けられないものもある
在来浴室よりも自由度が少ない
1-2. 在来浴室
自由なデザイン、自由な大きさにカスタマイズ可能でオリジナリティがかなり高い完全オーダーメイドのお風呂です。工期が長く、工事金額が高額なので、最近はあまり見なくなりました。
《メリット》
梁や柱を避けながら、空間を最大限に活かし、自由に設置が可能
予算に応じて個性的なデザインの部材を選ぶことができる
窓の取付位置が幅広い
《デメリット》
交換費用が高い
ユニットバスに比べて隙間が多いため冬に寒さを感じやすく漏水の可能性が出てくる(断熱性・防水性が劣る)
こまめにメンテナンスが必要
工期が長い(1週間~2週間)
在来浴室についてより詳しくまとめた記事も特集しています。ぜひご覧ください。
2. 浴室リフォームの相場
お風呂・浴室のリフォームにかかる金額が気になると思います。ユニットバスの交換工事なると、改修費が100万円を超えることも珍しくありません。一般的に浴室リフォームの平均価格は100万円前後といわれています。リフォームの内容(ユニットバスの仕様やカラー)や既存のお風呂の種別によって改修費用も変わるので注意しておきましょう。
2-1. 在来浴室 → ユニットバス の場合
在来浴室からユニットバスへのリフォームの場合、相場は60~200万円となります。ユニットバスの製品代に30~100万円、在来浴室を解体、施工などの工事費用に30~100万円かかります。バリアフリー仕様や壁パネルのカラー選定は費用が掛かりますが、10年以上使うものですので、お客様のお好みとこれから先のことを考え、検討することをオススメします。
2-2. ユニットバス → ユニットバス の場合
ユニットバスを交換するとなると、相場は60~150万円となります。内訳としては、ユニットバスの製品代に30~100万円で、ユニットバスの交換などの工事費用に30~50万円程度かかります。なお、ユニットバスは複数のサイズがあり、サイズが大きくなると価格も高くなります。また、ジェットバスや浴室乾燥などの設置や、ミストシャワーや照明などのリラクゼーション、高齢者のためのバリアフリー、浴室や浴槽・湯温の保温性へのこだわりなどによっても大きく変わります。さらに、給湯器や給排水管も交換すると別途費用が追加でかかります。
2-3. 暖房の設置やバリアフリーなど機能向上
これまでご紹介してきたお風呂のリフォームはひとつひとつ別々に行うことはあまり多くなく、いくつか組み合わせて行う方がお得です。
たとえば、「換気乾燥暖房機」の設置です。入浴前に電源をONにしておくと、快適に入浴できるだけでなく、ヒートショックも未然に防ぐことができます。せっかくの機会に、乾燥機等の機能の追加を検討してみてはいかがでしょうか?費用については、浴室換気暖房乾燥機の製品代が10~15万円程度で、そこに工事費がかかります。工事費は既存の換気扇や乾燥機があるかどうか、設置するためのスペースはあるかどうか、空調や電気の工事が必要なのかなどで費用が変わってきます。一度、リフォーム会社に相談してみてください。
他にも、浴室リフォームというと「バリアフリー」が人気です。バリアフリーリフォームと聞くと工数がかかって費用がかさむイメージがあるかもしれませんが、手すりの設置など単体でのリフォームも可能です。例えば、滑りにくい床材に変える工事なら約10~30万円程度、壁に手すりを設置する工事が5~10万円程度で行えます。これらは、リフォーム後に変更することが難しいので、あらかじめ相談してください。
3. 浴室の素材
「浴室リフォーム」と一言で表しても、使う素材によって特徴も金額も大きく変わります。まずはユニットバスで使われる素材の特徴を理解したうえで、どのような種類の工事に使われているか把握しておきましょう。
3-1. FRP
FRPとは繊維強化プラスチックのことです。一般的にベランダ防水などでも使われる素材です。FRPは安価・軽量で耐久性が高いため、ユニットバスの素材としても多く使われています。デザインやカラーバリエーションが豊富なのもメリットの一つです。FRPを使う場合は比較的お安い値段でリフォームを行えるでしょう。
3-2. 人造大理石
人造大理石は天然の大理石などを細かく砕き、セメントや樹脂で固めた素材です。耐久性・清掃性に優れているというメリットがあります。カラーバリエーションも豊富で、高級感のある風合いを演出できます。一方で、浴室での転倒の際に怪我をしやすいというデメリットも。ご家族に高齢者の方がいる場合には、よく検討して決めましょう。人造大理石の価格帯は、幅広く設定されているので、予算に応じて選ぶことができます。
3-3. ホーロー
ホーロー(琺瑯)とは、金属製の素地をガラス材の釉(うわぐすり)でコーティングし、焼成したものです。雑菌が繁殖しにくく化学変化を起こしにくい特徴があるため、浴槽を清潔に保つことができます。ただし、定期的なメンテナンスが必要なので面倒に感じてしまう方もいるかもしれません。保温性が高い・カビが発生しにくい・お手入れが楽といったメリットがある一方で、かなり高価です。
3-4. タイル
タイルとは壁や床を覆う陶磁器製の建築材料のことを指します。人工大理石と同じく、タイルもユニットバスに使用される素材です。防水性にも優れ、昔から浴室の床として使われています。タイルのデザインにする場合は、メーカーにより種類が限られていますので、よく確認してみましょう。
4. まとめ
浴室リフォームの費用・相場をこれまで紹介してきました。各メーカーのグレードにより金額が左右しますが、一度お見積もりをしてみるのが良いですね。マンションリフォーム用・戸建て住宅用の商品もありますので、今住んでいる家の形態に合わせて選ぶのもいいと思います。換気乾燥暖房機等のオプション品につきましては、後から工事をすると高額になることもありますので、注意してください。家族みんなが使いやすく・素敵な癒やし空間となるよう自分に、家族に合ったお風呂リフォームを実現しましょう!
福田住建では、大手住宅設備メーカーに勤務経験がある営業マンが、お客様のライフスタイルやお好みに合わせた最適な提案を致します。各メーカーの違いや製品性能、オススメのオプション等をお伝え致します。
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