top of page

IHコンロとガスコンロを徹底比較!|メリット・デメリットは?


IHコンロのキッチン

「今ガスコンロを使っているけど、安全性や将来のことを考えると、IHコンロのほうがいいのかなあ?」と考えている人は少なくありません。でも、どちらのコンロがいいのか、メリットやデメリットはわかりませんよね。そんな方々に、各種コンロのメリット・デメリットをご紹介します。



 

目次

1. IHクッキングヒーターとは?

 1-1. IHクッキングヒーターのメリット・デメリット

2. ガスコンロとは?

 2-1. ガスコンロのメリット・デメリット

3. IHクッキングヒーターとガスコンロの比較

 3-1. IHクッキングヒーターかガスコンロか?

3-1-1ランニングコストの比較

3-1-2. 清掃性の比較

  3-1-3. 安全性の比較

  3-1-4. 各種機能

 3-2. IHクッキングヒーターがおすすめな人は?

 3-3. ガスコンロがおすすめな人は?

4. まとめ



 

1. IHクッキングヒーターとは?


IHとは、電磁誘導加熱(Induction Heating)のこと。IHの加熱は磁力発生コイルから発生した磁力線が鍋底を通過するときに、うず電流となり、その電気抵抗で鍋自体が発熱する仕組みとなっています。電磁調理器で使えるのは、鉄鍋、鉄ホーロー鍋、ステンレス鍋、鉄フライパンなどです。アルミ鍋が使えないのは、抵抗が少ないので電流が通っても充分な発熱が得られないからです。(※オールメタル対応IHの場合はアルミ鍋も使用可能です。)

電気抵抗で加熱するIHにとって鍋底の大きさも重要になります。電磁調理器のサイズに合う12~26センチ程度、形状も底が平らである必要があります。つまり、中華鍋のような形状のものは使用ができません。



1-1. IHクッキングヒーターのメリット・デメリット



写真のようにIHコンロのトッププレートは平らになっています。これをフラット構造と呼びます。トッププレートはガラス素材で拭き取るだけのお掃除で楽チンです。フラット構造ゆえに調理器具に制限があり、丸みの帯びた中華鍋や非金属の土鍋は使用できません。IHコンロは、火を使わないので部屋が暑くなりにくく、夏場でも快適に料理ができます。ガスコンロと比べて熱伝導率がよく鍋全体を満遍なく温めることができるので加熱が早く、スープ料理や長時間の煮込み料理が得意です。そのようなことから、お年寄りやお子様がいる環境でも火事などの危険性は少なく安心してご利用できます。しかし、IHコンロには弱点があります。その弱点とは、震災などの停電時に使用できないこと、直火を必要とするあぶりや焦げ目を付ける料理には不向きであることです。

以下の表で、IHコンロのメリットとデメリットついて、分かりやすくまとめました。IHコンロには多くの特徴がありますので、将来のことも考えながら検討すると良いでしょう。


IHコンロのメリットとデメリット

 

2. ガスコンロとは?



ガスコンロは、ガスで火を起こす(着火する)ことで加熱するコンロです。火を使って調理をするので火災を心配する方も多いのではないでしょうか?現在では、コンロの安全センサー搭載は法律で義務付けられているので、安心してご使用することができます。



2-1. ガスコンロのメリット・デメリット



ガスコンロはごとくがあるため調理器具の制限がありませんが、IHコンロと比べるとお掃除はしづらくなっています。また、「火』使うため、調理の幅は広がりますが、部屋が暑くなったり火事の可能性もあります。現在では、センサーが充実しており、安心して利用することでき、ガスを燃料とするので停電時にも使用可能です。寿命としては、ガスコンロは構造がシンプルなので、IHに比べて寿命が長いのが特徴です。


ガスコンロのメリットとデメリット

 

3. IHクッキングヒーターとガスコンロの比較


昔は、キッチンといえば、ガスコンロが主流でした。近年では安全でエネルギー効率も良く、簡単に使える電磁調理器としてIHクッキングヒーターが普及しています。2項までは、ガスコンロとIHクッキングヒーターのそれぞれのメリット・デメリットを紹介しました。3項では、それらの比較をしていきます。あなたにぴったりな調理機器を見つけましょう。



3-1. IHクッキングヒーターかガスコンロか?


まずは、これまで紹介してきましたIHクッキングヒーターとガスコンロのメリット・デメリットを比較しましょう。以下の表をご覧ください。


IHコンロとガスコンロの比較


3-1-1ランニングコストの比較


まずはランニングコストから比較します。IHクッキングヒーターにする場合は、オール電化になる可能性が高いでしょう。家庭のエネルギーをすべて電気でまかなうことになりますので、電気料金がアンペア契約の場合はアンペア(A)を上げる必要があり、そうなると電気の基本料金があがります。一方、ガスを解約しますので、ガスの基本料金はなくなります。ご契約しているプランにもよりますが、ガスコンロからIHクッキングヒーターに買い替えを検討されてる方はガス基本料と電気基本料を見直してみてはいかがでしょうか?

IHクッキングヒーターからガスコンロに買い替えを検討されている方も同様でプロパンガスの供給地域によっても金額が異なりますので、ガス料金の見直しと電気料金の比較をオススメします。


次にお掃除について比較します。



3-1-2. 清掃性の比較


上記の表をご覧ください。IHクッキングヒーターはトッププレートがフラット構造になってますので、とてもお掃除が楽チンです。さらにIHクッキングヒーターの最新モデルではグリルの中もフラット構造になっており、とてもお掃除が簡単になっています。ガスコンロをご使用の方は、IHコンロと比較して凹凸があり掃除しにくいイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?近年のガスコンロは、構造がとてもシンプルになっています。ごとくや付属パーツなどが食洗機で丸ごと洗えるモデルも発売されています。コゲやこびりついた油の掃除が大変なグリルなども付属パーツをつけることでよりお掃除が楽になっています。加えて、トッププレートの素材も改良が進んでおりIHクッキングヒーターと同様のガラス素材なので、簡単な拭き取りでお掃除が可能になっています。



3-1-3. 安全性の比較



安全性が気になる方も多いのではないでしょうか?

IHクッキングヒーターは火を使うことがなく安全性に特化しているものの火が見えないために熱いトッププレートにうっかり触れてしまい火傷する事例も少なくありません。現在では操作パネルの点滅やトッププレートの加熱表示がありますので安心してご利用いただけます。他にも焦げ付き防止機能、チャイルドロック機能、自動OFF機能、空焚き防止機能などメーカーによって異なりますが、センサー機能も充実しております。


ガスコンロの場合は、火を使いますのでIHクッキングヒーターに比べ火事の危険性は高くなります。しかし、阪神淡路大震災以降に安全基準が改定され、調理油過熱防止装置、立ち消え安全装置は国で定められた安全基準になっています。そのため、消し忘れ機能、早切れ防止装置は業界の安全基準になっていまので、安心してご利用いただけます。IHクッキングヒーターと比べ停電時などに使用可能なので、災害時に強いのが特徴です。センサーは安全だけでなく料理にも大活躍します。


安全性能以外の機能の一部をご紹介していきます。



3-1-4. 各種機能


【温度調節機能】

コンロを、設定した温度でキープできる機能です。ホットプレートと同じような使い方ができます。細かい温度調整が面倒な揚げ物や、卵焼きなどを作る時に活躍します。


【炊飯機能】

コンロを使って、自動でご飯を炊ける機能です。温度センサーで鍋底の温度をはかって、ちょうど良い火力を自動で調整します。


【湯沸かし機能】

お湯を自動で沸かすことができる機能です。沸騰したらブザーでお知らせし、自動消火までしてくれるので、あわてて火を止めに行く必要がなく、またお湯が吹きこぼれる心配もありません。


他にもアプリと連動し調理メニューをセットするだけで料理に合わせて火加減を自動で調整してくれる機能搭載の機種もあります。



3-2. IHクッキングヒーターがおすすめな人は?


・オール電化で光熱費を抑えたい

・お子様やお年寄りと同居している

・いつも簡単にきれいにしておきたい

・お子様との料理の時間を増やしたい

・安全性を重視している



3-3. ガスコンロがおすすめな人は?


・子育てが落ち着き本格料理が楽しみたい

・今まで通り慣れた火を使いたい

・料理の幅を広げたい

・災害に強いプロパンガスがよい

・今までお持ちの調理器具を使いたい



 

4. まとめ


IHコンロとガスコンロの比較

IHクッキングヒーターもガスコンロもそれぞれ良いところがあります。今までのイメージと大きく変わったと思います。とくに主婦の方は多くの時間をさくのが料理です。どんな料理スタイルが良いのかを家族とのライフスタイルも含めて考えてみてはいかがでしょうか。交換には資格を有する工事が必須になります。必ずご自身では行わず有資格者または工務店やリフォーム会社に相談してください。


弊社では新規取り付けや取り替えの相談、現場調査・施工を承っております。営業経験豊富なスタッフも在籍しておりますので、お気軽にお問い合わせください。



Comments


bottom of page