毎日、換気をするときや洗濯物を干すとき、何気なく網戸を使っていますよね。網戸の役割は、害虫の侵入を防ぐことですが、張りがなくなっていたり、破れていたり、穴が開いていたりすると、害虫が侵入してくることになります。
でも網戸の場合、ついそのままにしてしまいがちなことも多いのではないでしょうか?劣化の判断も難しく、張り替えるタイミングも難しいですよね。これから、網戸の張り替えのタイミング・時期について解説します。
目次
1. 網戸張り替えのタイミング
2. 網戸の枠の種類
3. 網戸のネットの種類(素材&色)
3-1. ネットの素材
3-2. ネットの色
4. 自力で張り替える方法
4-1. 必要な工具と材料
4-2. 張り替え手順
1. 網戸張り替えのタイミング
網戸の張り替えの目安は、一般的に5~10年と言われています。
ネットの劣化の進行具合は、使用頻度や設置環境によりさまざまです。網戸が劣化する1番の原因は「日光」。紫外線により網戸の素材がボロボロになります。よく日が当たり使用頻度が高い網戸の張り替えタイミングは、約2年とされています。
ほかの箇所も4~5年で張りがなくなり、簡単に破れてしまうところもあります。その為、日光によく当たる窓の網戸はたまにチェックするようにしましょう。また、網戸の汚れが目立ち、洗っても取れない時も張り替えのタイミングです。
2. 網戸の枠の種類
網戸の枠の種類は大きく分けて以下の4種類があります。
・パネルタイプ
一般的な網戸のタイプです。技術さえ習得すれば、器用な方であればご自身でネットの張り替えをすることができるでしょう。
・アコーディオンタイプ
楽器のアコーディオンのような重ね折りされた形状でがら開閉・収納ができるタイプです。使わない時はコンパクトに収納できるので、大きな掃き出し窓や勝手口などでよく使用されています。
・ロールタイプ
網戸を上げ下げするチェーンがあり、網をロール状に巻き取れるタイプです。
使いやすさとデザインに優れている一方、網の裏のお掃除が難しく、虫を巻き込んでしまうこともあります。
・折戸タイプ
浴室の折戸のようなタイプです。
玄関ドアでよく使われ、出入りの邪魔になりにくく、通気性が増します。
3. 網戸のネットの種類(素材&色)
網戸のネットを選ぶ際にはネットそのものの「素材」と「色」について押さえておく必要があります。まずは素材からご紹介していきましょう。
3-1. ネットの素材
網戸のネットの種類は、大きく分けて以下の3種類があります。用途によって3種類を使い分けましょう。
・ポリプロピレン
日本の住宅で一般的に使われている材質です。価格が安く、比較的簡単に張り替えることができます。条件によって左右されますが、このタイプのネットは5~10年が寿命になります。
・ポリエステル
ポリプロピレンに比べ、線が太く強い材質です。主にペット用の網戸として使われることが多いです。
・ステンレス
金網となりますので上記素材よりかなりの強度と耐久性を持ちます。ペット用や防犯用として使われますが、値段が高いのが特徴です。
3-2. ネットの色
網戸の効果は色によって異なる効果を発揮します。
・グレー
多くの網戸で使われている一般的な網戸の色です。ネットに光が反射し、拡散することで、視線を遮ります。
・ブラック
網目が見えづらいので、景色をはっきり見ることができます。その反対に、外からも家の中がはっきり見えてしまうので要注意です。カーテンを閉めて対策しましょう。
・ホワイトグレー
グレーよりも少し白くなったネットです。視界を遮る効果が増しています。
・マジックネット
家の中から見ると黒く景色がはっきり見え、外側から見ると白やグレーになっており視線を遮ります。グレーとブラックのメリットを兼ね備えていますが、少し値段が高くなります。
4. 自力で張り替える方法
張り替える際に必要な材料・工具・手順を紹介します。
4-1. 必要な材料と工具
・網戸張り替えネット
網の目と色に注意して選びましょう。色は前述のように4種類あります。網の目の種類は18、20、24、26、30メッシュのものが多いです。メッシュとは、1インチの間に何本の糸が入っているかを表しており、20メッシュだと1インチに20本糸が入っています。
・網戸用ゴム
網戸の枠によって太さが違いますので、注意して購入してください。
一般的には、3.5mm/4.5mm/5.5mmの規格があります。
・網押さえローラー
網押さえローラーは必須です。必ず購入してください。
・網戸用クリップ
・網戸用カッター
普通のカッターでも代用出来ますが網戸用のカッターの購入をオススメします。
4-2. 張り替え手順
網戸貼り替えの手順は4つあります。順に紹介していきます。
① 押さえゴムを浮かせて引っ張り古いネットを外しましょう。
② 張り替えネットを網戸の枠より少し大きくカットし、網戸グリップで4辺を固定しましょう。
③ 押さえゴムをサッシの隅から押し込みましょう。その時は、押さえゴムの橋は隅から約5センチ余るようにしてください。次に余ったゴムをローラーで押し込みましょう。サッシの枠にそって短編から押さえゴムを押し込みましょう。
④ 押さえゴムが一周したら、カットしましょう。カットしたゴムを押し込みましょう。たるんだ箇所のネットを外から強く引っ張ると押さえゴムが外れてしまいます。力を入れすぎずに引っ張り押し込みなおしましょう。最後に余分なネットをカットしましょう。
これで完成です。
5. まとめ
網戸の枠・ネット・色にはいくつか種類があり、ご自宅の設置環境・好みに合わせて選ぶことをオススメします!
自力で張り替えることもできますが、習得までに多少労力と材料費がかかります。自力で張り替えることが難しければ、地元の網戸張り替え業者や工務店に依頼するといいと思います。
現在、福田住建では「網戸張り替えキャンペーン」を実施中です。網戸のサイズに関わらず1枚あたり1,980円(税込)で張り替え致します。出張費や材料費など別途費用はかかりません。
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