「外の車の騒音がひどくて眠れない」「窓の結露がひどい」「冷暖房効率が悪い」などとお悩みを抱えていませんか?でも、何をすれば解決するのかが分かりませんよね。そのような場合は、「内窓」の取付を検討してみましょう。二重窓・内窓は高性能で、防音性能や結露対策などの効果があります。その二重窓・内窓についての知識や性能についてご紹介します。
目次
1. 内窓とは?
2. どんな性能があるの?
2-1. 気密性能・断熱性能が高い
2-2. 結露対策になる
2-3. 防音性能が高い
2-4. 防犯性能が高い
3. デメリットについて
4. まとめ
1. 二重窓・内窓とは?
内窓とは、今ある窓の室内側に取付ける窓のことです。内窓を取付けることで、窓と窓の間に空気層ができます。その空気層があることで、気密・断熱性能が向上するなど、様々な効果を発揮します。1部屋に2台の窓がある場合は、内窓を2台取り付けると、格段に効果を発揮します。
2. どんな性能があるの?
内窓の取り付けには、どのような性能がアップするのでしょうか。
2-1. 気密性・断熱性能が高い
既設の窓の内側に内窓を設置することにより気密性能が高まり、さらに断熱性能が向上します。気密・断熱性能の向上で、外気の温度が伝わりにくくなり、室温が外に逃げにくくなります。室温変化が少なくなるので、室内では快適に過ごすことができます。
2-2. 結露対策になる
室内の暖かい空気が外部の冷たい外気により冷却、凝縮されて窓などに結露が発生します。住宅の気密・断熱性能が向上し、外気の温度が伝わりにくく室温を下げにくくなり、結露の発生を防ぐことができます。その結果、カビの発生と繁殖を防ぎ、健康被害も防ぐことができます。また、カビはダニの餌となりますので、ダニアレルギーの発症可能性も低くなります。
カビによる健康被害については、以下で特集しています。
2-3. 防音性能が高い
幹線道路沿いや、車両の通行量が多い地域にお住いの方などは、車両の騒音に悩まされていると思います。内窓の設置することで、住宅の気密性能向上し、外部の音をシャットダウンしますので、防音性能の向上にも効果があります。今までになかった睡眠の質を追及することができます。
2-4. 防犯性能が高い
窓が2重になることで、家に侵入するまでの時間がかかります。時間がかかると、目撃者に発見・通報される可能性が高まり、犯行されにくくなります。その結果、空き巣などの被害の可能性は低くなります。大型連休などに安心して帰省することができます。
2-5. 光熱費の削減
内窓を取り付けることで、住宅の断熱性能が向上します。断熱性能がアップすると、内窓の取付前と比較して、冷暖房効率がアップします。また、冷暖房効率がアップするだけでなく、住宅内が快適な温度で保たれるので、冷暖房を起動させなくなる日が増えます。内窓を取り付けると、年間約16,000円の冷暖房費を削減することができ、環境にも優しくなります。10年間で約160,000円もお得になります!長い目で見ると、経済的にお得ですね。
3. デメリットについて
2項を見ると、「こんなに良いことばかりなの?」となりますよね。以下でメリットとデメリットを1つの表にまとめましたので、ご覧ください。
表の通り、二重窓・内窓にはデメリットが3点あります。生活する上でかなり大きなメリットがありますが、「お掃除に手間がかかる」「換気がしづらい」「リフォーム費用が高い」のデメリットがあります。なぜそのようなデメリットが発生するのかを1つずつご説明します。
【お掃除に手間がかかる】
内窓を取り付けると、既設窓が2枚と内窓が2枚の合計4枚の窓があることになります。そのため、4枚の窓を動かしながらのお掃除になりますので、毎日お掃除をする方にとっては負担が増えることになります。
【換気がしづらい】
今までは1枚の窓を開けると換気をすることができましたが、内窓を設置すると窓を2枚開けなければなりません。2倍の労力が必要です。
【リフォーム費用が高い】
内窓の設置は、2項のようなメリットを得られますが、やっぱりリフォーム費用がかかってしまいます。内窓の寸法やガラスの仕様、デザインなどによって金額が左右しますが、おおよその目安となる金額は以下の表になります。
まずは、リフォーム会社に依頼して現場で採寸をしてもらい、お見積もりを取りましょう。
4. まとめ
今回は、内窓リフォームが気になっている人向けに、内窓の性能やメリット・デメリットについてまとめました。内窓は、寒い地域のみならず、日本中で効果的なことが分かりましたね。寒さ・暑さ・結露・騒音などでお悩みの方は、内窓リフォームを一度検討してみてはいかがでしょうか。内窓が取付けらない場合があるので、内窓リフォームをしたい思ったら、リフォーム会社にご相談してください。
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